認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズについて

このページでは認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズのファシリティドッグについてシャイン・オン!キッズのHPをもとに私なりにまとめて皆様にお伝えしたいと思います。もっと知りたいという方はぜひシャイン・オン!キッズのHPをご覧になってください。この活動のほかにもとても多くの活動で社会に貢献されています。
写真はファシリティドッグたち(インスタグラムより)

  • ファシリティドッグの
    アイビー

  • アイビーがベッドで
    添い寝をしてくれた

  • 他にもたくさんの活動をされています

以下はシャイン・オン!キッズのホームページより抜粋しております。

シャイン・オン!キッズ

2006年7月に発足。設立者の息子のタイラーは2歳を目前に白血病との闘いの末、短かすぎる生涯を閉じました。つらい闘病生活でも笑顔を絶やさなかったタイラーの勇気と自分たちの経験を役に立てたい、という気持ちからスタートした活動は今年16年目を迎えます。

小児がんや重い病気の治療に向き合う子ども達は、長期にわたる入院治療生活で不安や大きなストレスと闘っています。日本の医療レベルは世界で最も進んだものといえますが、患者や家族のサポート面に課題があると私たちは考えます。

長くつらい入院治療中でも、子ども達が笑顔を忘れずにいられるように、独自の「心のケア」のためのプログラム、ビーズ・オブ・カレッジを25病院に導入、ファシリティドッグとハンドラーを4病院に派遣しています。

2017年以降は、小児がんサバイバー対象のワークショップ「キャンプカレッジ」、新型コロナウィルスの影響で、困難に直面している入院中の子ども達に寄り添うインタラクティブなプログラム「シャイン・オン!コネクションズ」、小児がんサバイバーが交流するコミュニティ「シャイン・オン!フレンズ」を開始し、全5プログラムを日本全国の小児病棟に届けています。

ファシリティドッグ

 ファシリティドッグは医療チームの一員として、特定の病院にハンドラー(犬をコントロールする、臨床経験のある看護師)とペアで常勤します。犬の育成には国際基準に準じたトレーニングやフォローアップを採用し、2010年の日本に初導入以来、現在は以下の4病院で活動しています。

2010年〜 静岡県立こども病院
2012年〜 神奈川県立こども医療センター
2019年〜 東京都立小児総合医療センター
2021年〜 国立成育医療研究センター

ファシリティドッグが寄り添うことにより、小児がんや重い病気の子どもたちが治療を前向きに捉え、自尊心を保てるよう、子どもたちとその家族の生活の質の向上を目指す活動です。
ときどき訪れて短い時間だけふれ合うのではなく、同じ犬がいつもそこにいて多くの時間を繰り返し過ごせることが、入院治療している子どもたちの心の励みになります。

 入院中の子どもたちとの触れ合いを目的とした動物介在活動(Animal Assisted Activity)のみならず、医師や看護師とともに治療に関わる動物介在療法(Animal Assisted Therapy)も積極的に行っています。

手術室入室時の付き添い
採血・点滴確保の際の応援
薬が飲めない子どもの応援
最期を看取るときの同席
食事がすすまない子どもの応援
骨髄穿刺や腰椎穿刺などの処置中の付き添い
麻酔導入までの付き添い
リハビリテーションの応援
きょうだい・家族のケア
介入ケースのカルテ閲覧、記入
緩和ケアチームに所属・会議への出席
ケースカンファレンスへの出席

恐怖心から処置室へ歩いていけない子どもがファシリティドッグと一緒なら自分の足で向かう事が出来たり、骨髄穿刺などの痛みと恐怖を伴う処置もファシリティドッグが傍で応援していれば鎮静薬の量を減らせるなど、子どもたちの治療の励みとなっています。また、入退院を繰り返すお子さんからは、ファシリティドッグに会えるから入院が楽しみ、という声も聞かれます。

 ファシリティドッグプログラムが始まって12年。プログラム導入初期に関わったお子さん達の中には看護師や理学療法士など医療の道を志す方もいらっしゃいます。

 そして、子どもたちだけではなく大きなストレスを抱えるご家族、激務をこなす医療スタッフへも笑顔を届ける事により、病院の雰囲気が良くなったという相乗効果も生まれています。


シャイン・オン!キッズへの寄付

 シャイン・オン!キッズは、医療チームの一員としてこども病院に常勤するファシリティドッグ、子どもたちが勇気を出してつらい治療を乗り越えていく過程を色とりどりのガラスビーズで記録していくビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)を中心とし、小児がんや重い病気の子ども達とご家族を支援しています。
 活動は、個人の方や企業からいただく寄付金で成り立っています。可能な範囲でかまいません、活動に共感していただける方々には、どうぞ寄付をいただけますようお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました(最後に)

 シャイン・オン!キッズの活動を理解していただけたと思います。入院生活を経験した子供たち、家族はみんな同じような経験をしていると思います。つらい入院生活の中でも子供たちはいつも明るく、前向きに、治療を一生懸命乗り越えるのです。子供たちには絶対に支えが必要です。医師・看護師・保育士さん・院内学級の先生方、ほかにも数えきれないほどのたくさんの病院の方々が子供たちを支えてくれます。本当に感謝しかありません。

 しかし入院中の子供たち、付き添っている家族の不安や孤独はとてつもないものです。子供はベッドから出られず、付き添う家族は固い椅子にずっと座って治療を見守るしかありません。何もできない自分や、家で留守番してくれているきょうだいを思って、つらい気持ちになります。そして病院では体を休めることはできず、緊張状態も続き、疲れ切ってしまいます。でも子供が頑張っているのに自分が弱音を吐くわけにはいきません。そんなときに息子と同じように私にとってもアイビーの存在は本当の癒しでした。たくさんの方々にシャイン・オン!キッズとファシリティドッグを知ってほしいです。
 
早くコロナが収束し、両親・きょうだい・おじいちゃん・おばあちゃん、家族みんなががまた以前のように子供たちと病棟で長い時間を過ごすことができることを心から願っています。みんなが笑顔でいられますように!